子供の視覚に異常!不思議の国のアリス症候群

「不思議の国のアリス症候群」という病名を皆さんご存知ですか?
なんだその乙女チックな病名は!と言いたくなりますが、
実際にある病名なんです。

実は娘が7歳の時に、この「不思議の国のアリス症候群」にかかりました。
幼少期の子供に起こりやすい症状だと言われました。

今回は、娘の症状や病院でのことなど、実際に不思議の国のアリス症候群
かかった状況などをお話しします。

子供の視覚に異常!ある日妙な事を口にしだした

娘が7歳の頃の話です。
ある日、「今、ママの顔がとても大きく見える」と管理人の顔をまじまじと
見ながら言いました。普段、思っているよりも顔を近づけるとこんなに
大きかったのか?と思うこともあるので、「そう?大きく見えるのね」
と、気に留めることはありませんでした。

しかし、その数日後にも「今はこの看板が大きく見える。」「向こうの猫は
とても小さく見える」など、奇妙なことを口にし、それが毎日続くように
なりました。ただ、子供の言うことだし、見える感覚もちょっと大人と違うのかな
という風に考えていました。

その後2週間毎日言い続けたのでさすがにおかしいな、と感じ、仲の良いママ友達
数人に物が大きく見えたり小さく見えたりするということがあるか、
ママ友の子供たちはそういうことを言うことがあるか、相談をしました。

答えは「そう言うことはない!」と全員に言われ、結局分からずじまいでした。
ところがそのうちの一人のママ友が、翌日
「娘ちゃん、もしかして不思議の国のアリス症候群じゃないかな」と
連絡をくれました。相談した後、気になって調べてくれていたんです。

この時に、私は初めて「不思議の国のアリス症候群」という病名を
聞きました。

子供の視覚に異常!不思議の国のアリス症候群ってどんな病気?

不思議の国のアリスというお話は有名なので、ご存知の方は多いと思います。
ストーリーは、アリスという少女が白いウサギと出会って、そのウサギを
追いかけて不思議な世界へ飛び込んでいき、不思議な体験をしていく、という
感じのお話です。

その中にあるアリスが体験することと同じような状況になることから、
この病名がついているそうです。

不思議の国のアリス症候群(ふしぎのくにのアリスしょうこうぐん、Alice in Wonderland syndrome、AIWS、アリス症候群)とは、知覚された外界のものの大きさや自分の体の大きさが通常とは異なって感じられることを主症状とし、様々な主観的なイメージの変容を引き起こす症候群である。 この症候群の名前は、ルイス・キャロルの児童文学『不思議の国のアリス』で薬を飲んだアリスが大きくなったり小さくなったりするエピソードに因んで、1955年にイギリスの精神科医トッド(英語: John Todd)により名付けられた

娘の場合は、「物が大きく見える」ことが多かったです。
小さく見えることは少なく、急に「~が大きく見える!!・・・元に戻った」
など、一瞬だけのこともありました。

当時は「不思議の国のアリス症候群」という言葉でインターネットを探しても
症状の説明はあっても有力な情報が見つからず、症状としては可能性が高い
とは思ったのですが

何科にかかればいいのか?どこで検査してくれるのか?
どうしたら治るのか?

この情報が不足していました。
不安なまま、娘を診てくれる病院を探し始めました。

子供の視覚に異常!不思議の国のアリス症候群は何科にかかればいいの?

病院にかかるのに何科を受診すればいいか、そもそも娘の状態を
診てくれるかが分かりませんでした。そこで片っ端から病院に問い合わ
せの電話をかけました。

視覚の異常なので「眼科」、子供なので「小児科」。
まずこの2つの科だけで10軒ほど問い合わせをしましたが、
どこも「うちは専門外。〇〇科に聞いてみては?」とたらい回しを
される状況でした。どこも診てもらえない、と途方にくれかけていたときに
かけた病院で、「どこも診てもらえない。診てもらえませんか。」
と問い合わせたところで、「うちで診ましょう」と言ってもらえた病院が
ありました。

そこは内科もみるのですが、専門は脳神経外科
で名の通った個人病院でした。

予約を取って、娘と一緒に受診すると、個人病院なのにMRIがあったり、
かなり充実した施設の病院でした。

診察でこれまで状況を話し、脳のレントゲン等も撮ってもらいました。
そこで医師は「脳はとっても綺麗で問題ないですよ!!」と。
ただ、娘の症状からすると、脳波に異常がある可能性が高いと言われました。
そこで「うちの施設では脳波は取れない。市民病院の施設で脳波の検査をして
もらえるよう、予約しましょう」と言われました。

そして1週間後に、脳波の検査の予約をしました。

子供の視覚に異常!脳波をとるため市民病院(大病院)へ

管理人の住む町では、大きい市民病院は個人病院等からの紹介がなければ
診てもらえないシステムになっており、いきなり市民病院にいっても
診てもらえないんです。ただ、今回の娘のように、検査だけという
パターンではよく利用されます。

脳波の検査というものは、管理人自身も受けたことがなく、どういった
検査をするのかも全く分からない状況でした。

最初に脳波を測る個室に入り、洋服を病院のパジャマに着替えました。
そして娘の頭にいくつもの線が取り付けられました。
この線を取り付けるときに、髪の毛をかき分けてグリグリとクリームみたいな
物を塗ってから取り付けるので、痛がっていました。

検査はベッドで横になって行われました。
部屋が暗くなって、モニターで別室から検査員の先生が指示を出し、
「目を開けていてください」など「光がちかちかするから目を閉じてください」
など言われます。フラッシュのような光を結構使って検査するので、
一緒に部屋にいる私もまぶしさを感じました。

検査は1時間ちょっとで、半分は「目を閉じて眠ってください」と
言われていましたが、娘は寝れなかったと言っていました。

検査の結果は1週間以内に、最初にかかった病院に送られるとのことでした。
検査が終わってホッとしましたが、ここからどんな結果が出るのか。。。と
思うと落ち着かない、不安な心境でした。

子供の視覚に異常!脳波の検査の結果は・・・?

1週間後、最初にかかった脳神経外科の個人病院へ、管理人1人で
検査結果を聞きに行きました。

医師は「お母さん、脳波取って正解だったよ。ちょっと異常が出ている。」と。
普通なら出ない脳波が、娘には出ていると。
ただ「ここからはこの数値が子供には正常の範囲なのか、専門外なんだ。
この結果をもって、かかりつけの小児科に行ってみて。この結果を
診てもらったら、判断してもらえるはずだから。」と言われました。

結局その足で、私はかかりつけの小児科に駆け込みました。

子供の視覚に異常!脳波の結果を診た小児科医の結論

かかりつけの小児科は、娘が生まれたときから診てもらっており、
しょっちゅう熱も出す子なので、たびたび診てはもらっていました。

ただ、最初に電話で確認したときは受付で、うちではちょっと・・・
ということでしたが、脳波の検査表を持っていたら、話を聞いてもらえました。

小児科医に症状を話し、検査結果を見せると

「このくらいの子供には、よくある症状なんだよね。」

と。たまたま娘の周りにはいませんでしたが、親も子供が訳の分からない
こと言ってるわーとかで終わっていくことが多いんだそうです。

一番気になってた原因ですが、
「原因はね、分からない!!(笑)」とはっきり言われました。
ただ
「子供の場合、精神的なことが絡んでる場合が多いんだよね。
何かショックなことがあったり、不安定な要素があると出やすい症状」だと。

そう言われて、多分これだ。と管理人が思う理由がありました。
不思議の国のアリス症候群の症状が出る1か月前、娘にとって人生で
かなり辛いことを経験したからです。口にはあまり出さなかったけど、
とても娘が傷ついていたことを突き付けられた結果でした。

そして今後どうしたらいいのか?という問いに対し、医師は
「多分、2.3か月以内に治まってくると思うよ。
子供の不思議の国のアリス症候群は、一過性のものが多いから。」
と言われました。

さらに「3か月たってもまだ同じ症状だったら、もう一回脳波のテストを
受けてみてもいいけど、受けても同じ脳波が出ないかもしれない。
とりあえず、3か月間、様子を見て。」と言われました。

ちなみに脳波的には子供はこんなもんだから気にしなくていい、と。
ただ管理人に釘を刺されたのは
子供に「今はどう見えるか?」をしょっちゅう子供に聞かないこと!
心配でも大きく構えて、また言ってるなぁ~くらいで構えていた方がいいと。

子供は親の反応に敏感だから、子供が気にするような反応はしない方がいい、
子供もいつの間にかにそういうことも忘れていくから、と言われました。

管理人には、もうグサグサと心に突き刺さるお話しでした。
「今はどう見える?」ってめちゃくちゃ聞いてしまっていたので反省。。。

ただ、子供の気持ちが安定したら、治るかもしれない。
子供にはよくあることなんだ、と思ったらとても安心しました。
難病とかっだたらどうしよう!!なんて心配もしていたので。

病院の帰りは、だいぶ心がすっきりしていました。

子供の視覚に異常!不思議の国のアリス症候群になった娘のその後

小児科での結果を聞いてほっとした管理人は、娘にも結果を伝えました。
「子供にはよくあることなんだって。その内治まってくるって。」
と話すと、そうなんだーと娘も納得した様子でした。

その後、ちょこちょこと「大きく見える!」ということはあったものの、
格段に言う回数が減りました。1か月後には、全く口にしなくなり、
現在に至ります。結局、その後脳波の再検査は受けていません。

なので、実際不思議の国のアリス症候群の症状が出ていたのは、2か月程でした。
娘の性格は甘えん坊なので、スキンシップをこれまで以上に増やし、
娘と一緒に何かをしたりという時間を多く作るように心がけたのも、回復に
繋がったのかなとも思います。

実は娘が不思議の国のアリス症候群にかかった年齢に息子がなったとき、
息子も同じようなことを時々言っていました。
やっぱり息子も一過性でしたが、よく起こりうる症状なのかもしれません。

まとめ

娘の場合、脳神経外科で診てもらうことが出来ましたが、子供だと
断られる場合もあると思います。

もし子供が不思議の国のアリス症候群かもしれない!と思ったら、
かかりつけの小児科へ、まず相談されるのが一番かと思います。

仮に不思議の国のアリス症候群と言われても、一過性のものが多いから
きっと症状は落ち着く!と思って、どーんと構えてみてください。
子供にはよくあるとこ、と割り切ると、親も楽になれますよ。

 

 

 

 

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